塚原光男(読み)つかはらみつお

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「塚原光男」の意味・わかりやすい解説

塚原光男
つかはらみつお

[生]1947.12.22. 東京,北
体操競技選手。オリンピック競技大会に 3度出場。大学在学中の 1968年メキシコシティー・オリンピック競技大会で団体総合金メダル。社会人時代の 1972年ミュンヘン・オリンピック競技大会で団体総合と鉄棒で金メダル,つり輪銅メダル。1976年モントリオール・オリンピック競技大会は団体総合と鉄棒で金メダル,跳馬銀メダル,個人総合と平行棒で銅メダルに輝いた。オリンピック競技大会で獲得したメダルは金5,銀1,銅3。鉄棒での下り技月面宙返りのほか,跳馬の塚原跳びを開発した。2004年のアテネ・オリンピック競技大会長男塚原直也が団体メンバーとして金メダルに輝き,父子オリンピック金メダリストとなった。2012年のロンドン・オリンピック競技大会では,選手団の総監督という大役も担った。2005年日本体操協会副会長,2009年日本オリンピック委員会 JOC理事に就任した。2009年紫綬褒章を受章

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「塚原光男」の解説

塚原光男 つかはら-みつお

1947- 昭和後期-平成時代の体操選手,指導者。
昭和22年12月22日生まれ。昭和43年メキシコ五輪から3回連続五輪に出場し,団体3連勝,鉄棒2連勝。跳馬の「塚原跳び」,鉄棒の「月面宙返り」などの大技を得意とし,金メダル5個を獲得。57年引退。朝日生命体操クラブ校長。日本体操協会女子競技委員長。メキシコ五輪代表の小田千恵子と結婚。長男直也も体操選手で,アトランタ,シドニーおよびアテネ五輪に出場。平成21年日本オリンピック委員会(JOC)理事。東京出身。日本体育大卒。

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