塵を結んでも志(読み)ちりをむすんでもこころざし

精選版 日本国語大辞典 「塵を結んでも志」の意味・読み・例文・類語

ちり【塵】 を 結(むす)んでも=志(こころざし)[=印(しるし)

少しの贈りものでも、贈り主の心のあらわれである。量は少なくとも誠意のあらわれであること。気は心。
※集成本狂言・小傘(室町末‐近世初)「さもしい事を云ふ人ぢゃ、塵を結んでも志ぢゃ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「塵を結んでも志」の意味・読み・例文・類語

ちりむすんでもこころざし

塵のようなささやかな贈り物であっても、贈る者の心の表れである。気は心。

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