声変り(読み)コエガワリ

デジタル大辞泉 「声変り」の意味・読み・例文・類語

こえ‐がわり〔こゑがはり〕【声変(わ)り】

[名](スル)声が変わること。第二次性徴一つで、思春期ころ声帯変化して音声声域が変わること。男子では声域が約1オクターブ低くなる。

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百科事典マイペディア 「声変り」の意味・わかりやすい解説

声変り【こえがわり】

思春期に起きる小児型から成人型への音声の変化。性ホルモン影響による二次性徴一種で,男子に特に顕著。喉頭(こうとう)の急速な成長により,声帯の長さが伸びるために起こるが,この時期には声がしゃがれたり,かれたりすることが多い。約3〜6ヵ月で落ち着き,男子の場合1オクターブほど声が下がる。
→関連項目声帯

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世界大百科事典(旧版)内の声変りの言及

【声】より

…発声は起源においては生殖と密接な関連があり,これが動物の集団生活において,仲間どうしの合図や,他に対する威嚇に用いられるようになるが,さらに高等動物では意志や感情の表現に用いられ,人間では言語音の発生となって,複雑な精神内容の表現も可能となっている。しかし,男女の声の違いや,二次性徴での〈声変り〉現象は,声の起源が生殖と密接な関連をもっていることを物語っている。なお,ヒト以外の動物の発声については〈発音器官〉の項を参照されたい。…

※「声変り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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