売文(読み)ばいぶん

精選版 日本国語大辞典 「売文」の意味・読み・例文・類語

ばい‐ぶん【売文】

〘名〙 文章を作り、それを売って報酬を得ること。また、それによって生活を維持すること。
※星巖集‐戊集(1856)玉池生後集・売文「売文随処為生活、栄辱昇沈総偶然」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一〇「已むなくは下宿に藷を噛って売文の生活をする積りで居る内」 〔杜甫‐聞斛斯六官未帰詩〕

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デジタル大辞泉 「売文」の意味・読み・例文・類語

ばい‐ぶん【売文】

文章を書き、それを売った報酬で生計を立てること。「売文業」

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普及版 字通 「売文」の読み・字形・画数・意味

【売文】ばいぶん

人のために文を作ってくらす。宋・楊万里〔郭才挙を送る序〕吾が友人郭克の子才擧は書生なり。賣授徒を以て生作業と爲す。

字通「売」の項目を見る

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