夏中(読み)ナツナカ

デジタル大辞泉 「夏中」の意味・読み・例文・類語

なつ‐なか【夏中】

夏の最中。夏の盛り。
「―に秋を知らするもみぢ葉は色ばかりこそ変はらざりけれ」〈貫之集

げ‐ちゅう【夏中】

夏安居げあんご期間

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夏中」の意味・読み・例文・類語

げ‐ちゅう【夏中】

〘名〙 (「げ」は「夏」の呉音) 仏語。夏安居(げあんご)の期間。
※梵舜本沙石集(1283)三「夏中の間律学し」

なつ‐なか【夏中】

〘名〙 夏のなかば。夏の盛り。
※歌仙本貫之集(945頃)九「なつなかに秋を知らする紅葉葉は色ばかりこそかはらざりけれ」

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普及版 字通 「夏中」の読み・字形・画数・意味

【夏中】かちゆう

夏季

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