夕時雨(読み)ゆうしぐれ

精選版 日本国語大辞典 「夕時雨」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐しぐれ ゆふ‥【夕時雨】

〘名〙
夕方降る時雨。《季・冬》
※新古今(1205)秋下・四三七「下紅葉かつ散る山の夕時雨ぬれてやひとり鹿の鳴くらん〈藤原家隆〉」
香木の名。分類真南蛮(まなばん)香味は苦鹹。六十一種名香一つ
※建部隆勝香之筆記(香道秘伝所収)(1573)「夕時雨(ユフシグレ)、上々真那賀」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「夕時雨」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐しぐれ〔ゆふ‐〕【夕時雨】

夕方に降る時雨 冬》「きそひうつ五山の鐘や―/子規
名香の名。じん一種

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android