夕電(読み)セキデン

デジタル大辞泉 「夕電」の意味・読み・例文・類語

せき‐でん【夕電】

夕方のいなびかり。消えやすくはかないもののたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夕電」の意味・読み・例文・類語

せき‐でん【夕電】

〘名〙 夕べ電光。夕方のいなびかり。「朝露夕電」の形で、消えやすくはかないもののたとえとして用いられる。
※愚迷発心集(1213頃)「万事実無きこと朝露に異ならず、夕電に相同じ」
浮世草子新可笑記(1688)二「人の命は朝露夕電(セキデン)のごとし。鳥部山富士の烟の立替りても同じ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android