外任の奏(読み)ゲニンノソウ

デジタル大辞泉 「外任の奏」の意味・読み・例文・類語

げにん‐の‐そう【外任の奏】

平安時代元日白馬あおうまなどの節会せちえに列席させる外官名簿を奏上すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「外任の奏」の意味・読み・例文・類語

げにん【外任】 の 奏(そう)

地方官氏名を奏上すること。平安時代、正月元日や、白馬(あおうま)踏歌などの節会に、諸国国司でまだ辞令をもらっていない者、辞令を得てもまだ任国に行っていない者、所用で在京している者などを、その日の節会に参加させるために、その人々の名を録して外記から天皇に奏上すること。
西宮記(969頃)一「天皇御南殿〈略〉内弁令蔵人奏外任奏

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android