外微分(読み)がいびぶん(英語表記)exterior derivative

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「外微分」の意味・わかりやすい解説

外微分
がいびぶん
exterior derivative

f(x,…,xn)dxi1dxi2dxik という形の1次結合のことを外微分式といい,普通の積と区別するためには fdxi1dxi2∧…∧dxik と書く。ストークス定理を一般的にグラスマン代数の形で論じるのに用いる。このとき,

d(fdxi1dxi2∧…∧dxik)=dfdxi1dxi2∧…∧dxik

という演算が基本的となり,これを外微分という。これを用いると,ストークスの定理は
の形で表わせる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android