外眼筋(読み)ガイガンキン

デジタル大辞泉 「外眼筋」の意味・読み・例文・類語

がい‐がんきん〔グワイ‐〕【外眼筋】

眼球のまわりに付着し、眼球をいろいろな方向に動かす随意筋横紋筋)の総称上直筋下直筋内側直筋外側直筋上斜筋下斜筋がある。これに、上まぶたを引き上げる上眼瞼挙筋じょうがんけんきょきんを加えることがある。眼筋眼球筋。→内眼筋

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の外眼筋の言及

【眼筋】より

…眼球の内外につく筋肉で,眼球の動きを支配する外眼筋と,瞳孔運動と調節を営む内眼筋に大別される。
[外眼筋external ocular muscle]
 長さ40~60mm,幅約10mmの小さな横紋筋で,外直筋(外側直筋ともいう),内直筋(内側直筋ともいう),上直筋,下直筋の四つの直筋と,下斜筋,上斜筋の二つの斜筋からなる。…

【筋肉】より

…表情筋のおもなものとしては,目の周りをとりまいて輪状に走る眼輪筋や,口の周りを走る口輪筋があり,その収縮によって目や口を閉じる。また口角には多くの筋肉が放射状に集まり,これらの収縮によって口を開ける(目を開ける,すなわち上眼瞼を挙上するのは外眼筋の働きで,表情筋ではない)。口角からほおの皮膚にのびる小さい筋肉は笑筋で,その収縮によってほおの皮膚を引いて,いわゆる〈えくぼ〉をつくる(しかし,えくぼの成因に関しては,そのほかの要素も関係している)。…

※「外眼筋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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