外薬寮(読み)とのくすりのつかさ

精選版 日本国語大辞典 「外薬寮」の意味・読み・例文・類語

とのくすり‐の‐つかさ【外薬寮】

〘名〙 大宝令制定以前の官制一つ。令制の典薬寮前身
書紀(720)天武四年正月(北野本南北朝期訓)「大学寮(をほつかさ)の諸(もろもろ)学生(ふんわらは)陰陽寮の外薬寮(トノクスリノツカサ)〈略〉新羅(しらき)仕丁(つかひよほろ)等」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の外薬寮の言及

【典薬寮】より

…中国の唐制の大医署,尚薬局に相当する。大宝令制定前から宮中内の医事を担当する内薬官と宮中外の外薬寮があり,令制では前者が中務省所管の内薬司,後者が典薬寮となって宮内省に属した。平安期には内薬司を併合した。…

※「外薬寮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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