多治比水守(読み)たじひの みずもり

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「多治比水守」の解説

多治比水守 たじひの-みずもり

?-711 飛鳥(あすか)時代の官吏
多治比島の子。大宝(たいほう)2年(702)文武(もんむ)天皇尾張(おわり)におもむいたとき尾張守(かみ)の任にあり,封戸(ふこ)10戸をあたえられる。のち河内(かわちの)守,近江(おうみの)守をへて和銅2年従四位下にすすみ,翌年宮内卿。和銅4年4月15日死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「多治比水守」の解説

多治比水守

没年:和銅4.4.15(711.5.7)
生年:生年不詳
8世紀初に活躍した官人。嶋の子。土作 の父。尾張守,河内守,近江守など国司を歴任したのち,和銅2(709)年近江守のときに,その善政を褒められ,田10町,穀200斛,衣1襲を賜った。和銅3年宮内卿に任じられた。

(森公章)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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