多湖輝(読み)たごあきら

知恵蔵mini 「多湖輝」の解説

多湖輝

日本の心理学者、作家。1926年2月25日、インドネシア共和国スマトラ島生まれ。東京大学大学院修了後、東京工業大学助手などを経て73年に千葉大学教授となる(89年同名誉教授)。66年に心理学を基にしたクイズ・パズル集『頭の体操』(光文社)を出版、同シリーズは2001年まで23集が発行され、累計1200万部のヒットとなった。テレビにも多数出演し、明るく穏やかな語り口で親しまれた。ニンテンドーDSのゲームソフト「レイトン教授」シリーズや、「IQエンジン」(フジテレビ系列)、「マジカル頭脳パワー!!」(日本テレビ系列)の監修も行っている。07年、東京未来大学学長に就任(08年同名誉学長)。06年に瑞宝中綬章を受勲し、07年には名誉都民となっている。晩年まで主として心理学を基にしたノウハウ系の書籍を執筆し続け、その数は100冊を優に超える。16年3月6日、間質性肺炎のため死去。享年90。

(2016-3-17)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「多湖輝」の解説

多湖輝 たご-あきら

1926- 昭和後期-平成時代の心理学者。
大正15年2月25日スマトラ生まれ。昭和48年千葉大教授。41年に刊行した「頭の体操」がベストセラーとなる。テレビにも出演,茶の間にもわかりやすい心理学を解説する。平成19年東京未来大学学長,のち名誉学長。東大卒。著作に「言葉の心理作戦」「六十歳からの生き方」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android