大井川用水(読み)おおいがわようすい

世界大百科事典(旧版)内の大井川用水の言及

【大井川】より

…大井川流域では年間3000mm前後という多量の降水と地形の急こう配を利用して電源開発が進んでおり,中部電力の大井川水系9発電所など水系全体では最大出力で約60万kWの発電を行っている。またこの川の水は,国・県営事業として施行された大井川用水にも利用され,左右両岸の志太(しだ)・榛原(はいばら)・中遠地区の水田地帯に送られており,さらに河口近くの吉田町川尻一帯では豊富な地下水が養鰻に利用されている。【松本 繁樹】
[大井川の渡]
 〈箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川〉と俗謡にうたわれているが,駿河・遠江の境を流れる大井川は東海道の難所とされた。…

※「大井川用水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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