大仏寺(読み)だいぶつじ

日本歴史地名大系 「大仏寺」の解説

大仏寺
だいぶつじ

[現在地名]虻田郡倶知安町字旭

倶知安市街の西にある。曹洞宗。天瑞山と号する。本尊は釈迦如来坐像。町域の禅寺三ヵ寺のうちで最も古い創建で、開創の斉藤忍随(秋田県出身)は明治三〇年(一八九七)に来道、後志とまり村に仮住。同三二年倶知安村に移り、峠下とうげしたに庵を結び、布教を始めた。同三六年一一月、現旭ヶ丘あさひがおか公園の辺りの山裾に説教所を構え、大正四年(一九一五)九月大仏寺の寺号を公称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界の観光地名がわかる事典 「大仏寺」の解説

だいぶつじ【大仏寺】

中国の甘粛(かんしゅく)省粛南裕固族(しゅくなんゆうこぞく)自治県の張掖(ちょうえき)(ヂャンイェー)にある、釈迦牟尼涅槃像が横たわっていることから「臥仏寺」ともいわれる寺。涅槃像は身長34.5m、肩幅7.5m、2m余の耳を持つ中国最大の巨人仏像で、マルコ・ポーロは「東方見聞録」で「金で塗られた巨像」としてこの大仏に関しての記述を残している。1098年に創建され、フビライ・ハンが生まれた寺としても知られる。また、大仏殿の裏には高さ33mにも及ぶチベット仏教様式の土塔も建っている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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