大仏餠(読み)だいぶつもち

精選版 日本国語大辞典 「大仏餠」の意味・読み・例文・類語

だいぶつ‐もち【大仏餠】

〘名〙 近世、京の誓願寺前や方広寺大仏殿前などで売っていた名物の餠。上に大仏の形が焼印で押してある。のちに大坂天満、江戸浅草などでも売られた。
※舜旧記‐慶長一二年(1607)二月二八日「越中忠興、〈折一、大仏餠五十〉、紅梅一枝相添以円空音信也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「大仏餠」の解説

大仏餠

古典落語演目ひとつ。初代三遊亭圓朝の作とされる。「大仏餠・袴着の祝い・新米の盲乞食」の三題ばなし。八代目桂文楽が得意とした。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android