大伴東人(読み)おおともの あずまひと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大伴東人」の解説

大伴東人 おおともの-あずまひと

?-? 奈良時代官吏
天平宝字(てんぴょうほうじ)2年(758)従五位下となり武部(ぶぶ)(兵部(ひょうぶ))少輔(しょう)。少納言などをへて,弾正弼(だんじょうのひつ)となる。天平12年聖武天皇の東国行幸(ぎょうこう)の際,美濃(みの)(岐阜県)でうたった歌が「万葉集」巻6に1首ある。名は「あずまんど」ともよむ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「大伴東人」の解説

大伴東人

生年生没年不詳
奈良時代の官人。天平12(740)年聖武天皇の東国行幸に従い,美濃国当伎郡(岐阜県)の多芸行宮で歌を詠んだ(『万葉集』巻6)。天平宝字2(758)年従五位下となり,同5年武部(兵部)少輔,同7年少納言さらに宝亀1(770)年散位助,周防守などを経て同5年 弾正弼 に任じた。

(佐藤信)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android