大全(読み)タイゼン

デジタル大辞泉 「大全」の意味・読み・例文・類語

たい‐ぜん【大全】

十分に備わり欠けるところがないこと。完備すること。十全。
その物事に関する事項を漏れなく集成・編集した書物。「神学大全

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大全」の意味・読み・例文・類語

たい‐ぜん【大全】

〘名〙 (「だいぜん」とも)
① (形動) 十分に完備すること。また、そのさま。十全。
四河入海(17C前)一「賢良と云者を杖してこいたりなんどしたぞ。かうした心は、其才を大全させうとてぞ」 〔荘子‐田子方〕
② その事物に関係したものを漏れなく編纂した書物。
※授業編(1783)五「定説と未定の説とを弁じ傍ら大全の説を沙汰し」

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普及版 字通 「大全」の読み・字形・画数・意味

【大全】たいぜん

完璧。

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