大兵（読み）ダイヒョウ

デジタル大辞泉

だい‐ひょう〔‐ヒヤウ〕【大兵】

［名・形動］《「たいひょう」とも》
１ からだが大きいこと。また、そのさまや、そのような人。⇔小兵こひょう。
「肥胖でっぷりした―な男で」〈魯庵・社会百面相〉
２ 弓を引く力が強いこと。また、その人。精兵せいびょう。〈日葡〉
[類語]大柄・大形・大ぶり

たい‐へい【大兵】

たくさんの兵士。大軍。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

だい‐ひょう ‥ヒャウ【大兵】

〘名〙 (「たいひょう」とも)

① 弓を引く力が強いこと。また、その人。精兵(せいびょう)。

※玉塵抄（1563）二「大ひゃうの弓ぞ」

② (形動) からだが大きいこと。また、そのさまやその人。

※四座役者目録（1646‐53）上「大いに好み初めたる人也。大兵なり」

おお‐つわもの おほつはもの【大兵】

〘名〙 (「おおづわもの」とも) 多くの軍兵。たいへい。

※書紀（720）神武即位前戊午年六月（北野本訓）「是の時に大伴氏の遠祖日の臣の命、大来目督将(いくさのきみ)の元戎(オホツハモノ)を帥(ひき)ゐて」

たい‐へい【大兵】

〘名〙 多くの兵士。大軍。

※日本外史（1827）一二「明将李如松率_二大兵_一来援_二朝鮮_一」 〔六韜‐発啓〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【大兵】たいへい

大軍。

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出典　平凡社「普及版 字通」