大名麻呂(読み)おおなまろ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大名麻呂」の解説

大名麻呂 おおなまろ

?-? 奈良時代の人。
父は足人(たるひと)。天平(てんぴょう)13年(741)父と兄妹3人とともに大和添上郡(そうのかみぐん)志茂郷の戸主大宅賀是麻呂(おおやけの-かぜまろ)の戸籍に付された。天平勝宝元年(749)賀是麻呂から60人の奴婢(ぬひ)とともに東大寺に貢進された。年は11歳で,「右京四条四坊即足人戸口(ここう)」とある。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「大名麻呂」の解説

大名麻呂

没年:没年不詳(没年不詳)
生年:天平11(739)
奈良時代の奴。天平13(741)年,父兄人および兄妹3人(いずれも奴婢)と共に,大養徳国添上郡志茂郷大宅朝臣賀(可)是麻呂の戸に編付されたが,天平勝宝1(749)年には東大寺の奴にされた。このとき11歳。<参考文献>磯村幸男「大宅朝臣可是麻呂の貢賤について」(田村円澄先生古稀記念会編『東アジア日本』)

(狩野久)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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