大坂腫れ(読み)おおさかばれ

世界大百科事典(旧版)内の大坂腫れの言及

【脚気】より

…この年代は日本人の米食がそれまでの玄米または半つき米から精白度の高い白米に移行した時期と一致している。また寛政年間(1789‐1801)には京都,文化年間(1804‐18)には大坂で流行した記録がみられ,〈江戸煩い〉あるいは〈大坂腫れ〉などとよばれた。明治になると都市人口の激増や貧困層の増大につれ,食生活の低下とくに青年層における栄養の相対的低下が著しくなり,脚気の急増を招くことになった。…

※「大坂腫れ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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