大堂神社(読み)おおどうじんじや

日本歴史地名大系 「大堂神社」の解説

大堂神社
おおどうじんじや

[現在地名]諸富町大字大堂字大堂

大堂にあって六所ろくしよ大明神とも称され、事代主神・大山祇神・豊玉姫命を祀る。旧郷社。

「肥陽古跡記」には社殿建立について、

<資料は省略されています>

とあり、縁記によると、弘安二年(一二七九)勅願で建立され、永仁年間(一二九三―九九)に六所宮が新たに造営され、その後、祭典のため祭田五三町余が勅許された。その後、当地の小田氏の尊崇を集め、近世以後は鍋島氏の保護を受けた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の大堂神社の言及

【諸富[町]】より

…有明海漁業も盛んで,特産品として有明ノリがある。大堂(おおどう)神社の明神鳥居(寛永17年在銘,鍋島元茂寄進)は県内唯一の鋳銅製鳥居という。三重の新北(にきた)神社の例祭には獅子舞が奉納される。…

※「大堂神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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