だい‐てんぐ【大天狗】
〘名〙
※金刀比羅本保元(1220頃か)下「
愛宕、
高雄の大天狗
(ダイテング)などが」
② 非常に高慢なこと。他に対して大いに誇ること。また、その人。
※
吾妻鏡‐文治元年(1185)一一月一五日「云
二行家
一、云
二義経
一、召取之間、諸国衰弊、人民滅亡歟。仍日本第一大天狗者、更非
二他者
一歟」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「大天狗」の意味・読み・例文・類語
だい‐てんぐ【大天×狗】
1 大きい天狗。位の高い、力のある天狗。
2 非常に高慢なこと。また、その人。
「銘々―で、他人を軽蔑し」〈鉄腸・雪中梅〉
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だいてんぐ【大天狗】
福島の日本酒。明治初期、倉庫業を営んでいた創業者が酒造業進出のため預かり品を返却したが、2つの行李だけは引き取り手がなくそれを開いたところ天狗の面が出てきた。酒名は、これを酒造業開始の吉兆として命名。大吟醸酒、純米吟醸酒、純米酒、普通酒などがある。原料米は山田錦、美山錦、トヨニシキなど。仕込み水は安達太良(あだたら)山の伏流水。蔵元の「大天狗酒造」は明治5年(1872)創業。所在地は本宮市本宮字九縄。
出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報