大宇[会社](読み)だいう

百科事典マイペディア 「大宇[会社]」の意味・わかりやすい解説

大宇[会社]【だいう】

韓国大宇(デウ)グループの親企業。1970年代に総合商社として繊維,輸出中心の貿易業を軸に成長。1981年に総合建設会社である大宇開発と合併し,総合商社機能と建設部門が相互補完する事業運営になり,韓国第2位の大財閥となる。1993年には大宇電子から半導体部門を引き受けるなど拡大を続けたが,1997年以降の経済危機で業績悪化。1999年8月,55兆ウォンの負債を支えられず,貿易,重電,建設・ホテル,自動車,電気・通信,金融サービスの6部門だけを残し,ほとんどの子会社売却を発表。大宇グループは事実上解体した。

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