大廟(読み)タイビョウ

デジタル大辞泉 「大廟」の意味・読み・例文・類語

たい‐びょう〔‐ベウ〕【大×廟】

天子諸侯始祖を祭るみたまや。宗廟
伊勢神宮異称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大廟」の意味・読み・例文・類語

たい‐びょう ‥ベウ【大廟】

[1] 〘名〙 君主祖先の霊をまつったみたまや。宗廟。
菅家文草(900頃)七・崇福寺綵錦宝幢記「勅、近江崇福寺者、天智天皇之創建也。〈略〉况乎本願天皇、朕之遠祖大廟也」 〔礼記‐明堂位〕
[2] 伊勢神宮の社殿をさしていう。
兵範記‐仁安三年(1168)一二月二九日「伊勢太神宮正殿并東西宝殿以下焼亡〈略〉有五日之廃務、表太廟之異一レ他矣」

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