大文字の送り火(読み)だいもんじのおくりび

百科事典マイペディア 「大文字の送り火」の意味・わかりやすい解説

大文字の送り火【だいもんじのおくりび】

8月16日夜,京都東山の如意ヶ岳中の大文字山で行われる盆の送り火行事。〈大〉の字形マツの薪(たきぎ)をたく。北区衣笠(きぬがさ)の大文字山の左大文字,西賀茂山の船形,松ヶ崎山の妙法,水尾山の鳥居形の送り火も同じ日にたかれる。足利義政が創始したと伝えるが,江戸初期に始められたと考えられる。
→関連項目京都[市]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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