大汗腺(読み)だいかんせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大汗腺」の意味・わかりやすい解説

大汗腺
だいかんせん

アポクリン腺」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の大汗腺の言及

【汗】より


[汗腺と発汗]
 汗腺は小さな管状腺で,その分泌部は深層の真皮層内にあり,そこで作られた汗(原汗という)は導管を通って皮膚表面に運ばれ蒸発する。汗腺にはアポクリン腺(大汗腺)とエクリン腺(小汗腺)の2種がある。アポクリン腺の導管は毛根に開孔するが,エクリン腺は毛には無関係に皮膚に開孔する。…

【汗腺】より

…哺乳類の皮膚腺の一種で,汗を分泌する。一般の表皮から発生する小汗腺(エクリン腺とも呼ばれ,普通の汗を分泌する)と,表皮性毛囊に由来する大汗腺(アポクリン腺とも呼ばれ,粘稠(ねんちゆう)かつ臭気を帯びた液を分泌する)の2種が区別され,前者は漏出分泌(エクリン)型,後者は離出分泌(アポクリン)型である。一般に哺乳類の汗腺は離出分泌型で,足指の裏の趾球(しきゆう)のみが漏出分泌腺である。…

【皮膚】より

…真皮も膠原繊維束がさまざまな方向に交錯して走る厚くてじょうぶな層として発達し,その下には多量の脂肪を含む皮下組織が存在し,神経や血管の通路となっている。また,哺乳類では小汗腺,大汗腺,皮脂腺乳腺の四つの皮膚腺が出現する。小汗腺は全身に分布し,水分の多い分泌物を出して,毛とともに体温調節に重要な働きをする。…

※「大汗腺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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