大洪水(読み)ダイコウズイ

デジタル大辞泉 「大洪水」の意味・読み・例文・類語

だいこうずい【大洪水】[書名]

原題、〈フランスLe Délugeル=クレジオ長編小説。1966年刊。万物の死の予感から逃れようとしてさまよう青年の13日間を描く。

だい‐こうずい【大洪水】

大規模で、被害の大きい洪水。
[補説]書名別項。→大洪水

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「大洪水」の解説

「大洪水」(だいこうずい)
Potop

1655~60年のポーランドスウェーデン戦争のポーランド側の通称。ウクライナ・カザークの反乱やロシア軍の侵攻に悩まされていたポーランドをスウェーデンが急襲し,ほぼ全土に新教国(スウェーデン,プロイセントランシルヴァニア)の軍があふれた。この災禍信仰の自由を認めるポーランドへの神罰と認識された。オリヴァの和約(1660年)でポーランドの領土は旧状に復したが,その没落反宗教改革の勝利を決定的にし,スウェーデンはバルト帝国を確立した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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