大石久子(読み)おおいし ひさこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大石久子」の解説

大石久子 おおいし-ひさこ

壺井栄小説「二十四の瞳」の主人公
昭和3年春,瀬戸内海の島の岬の分教場に赴任し,1年生12人をうけもち,小柄で「小石先生」としたしまれる。怪我で本校勤務後結婚。夫の戦死で2人の子をかかえ,戦後ふたたび岬の分校につとめる。教え子たちは3人が戦死,1人が盲目となっていた。昭和27年「ニューエイジ連載。木下恵介監督,高峰秀子主演で映画化された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android