大石真(読み)オオイシマコト

デジタル大辞泉 「大石真」の意味・読み・例文・類語

おおいし‐まこと〔おほいし‐〕【大石真】

[1925~1990]児童文学作家。埼玉の生まれ。出版社勤務のかたわら童話を執筆。「風信器」で児童文学者協会新人賞、「見えなくなったクロ」で小学館文学賞を受賞。他に「チョコレート戦争」「教室二〇五号」「眠れない子」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大石真」の意味・わかりやすい解説

大石真
おおいしまこと
(1925―1990)

児童文学作家。埼玉県に生まれ、早稲田(わせだ)大学英文科を卒業。早大童話会出身。出版社に勤めながら創作を続け、『風信器』(1953)で日本児童文学者協会新人賞を受ける。代表作に『チョコレート戦争』(1965)、『教室205号』(1969)など。長編短編、年少向き・年長向きを問わず、つねに子供自身とその周辺から発する問題を軸に、興味深く読める物語抑制のきいた文体で展開した。

神宮輝夫

『『大石真児童文学全集』全16巻(1982・ポプラ社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大石真」の解説

大石真 おおいし-まこと

1925-1990 昭和時代後期の児童文学者。
大正14年12月8日生まれ。小峰書店編集部勤務のかたわら童話をかく。昭和29年「風信器」で児童文学者協会新人賞,38年「見えなくなったクロ」で小学館文学賞。「チョコレート戦争」「教室二○五号」などおおくの作品をのこした。平成2年9月4日死去。64歳。埼玉県出身。早大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android