大納言典侍近子(読み)だいなごんのすけちかこ

朝日日本歴史人物事典 「大納言典侍近子」の解説

大納言典侍近子

没年正元1.5.5(1259.5.28)
生年:生年不詳
鎌倉時代公家女性。『とはずがたり』の著者後深草院二条の母。四条隆親の娘。典侍として後深草天皇新枕を教え,のち後深草の近臣大炊御門冬忠の妻となり,次いで同じく後深草の近臣中院雅忠の妻となって二条を生んだ。<参考文献>松本寧至『中世宮廷女性の日記

(細川涼一)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大納言典侍近子」の解説

大納言典侍近子 だいなごんのてんじ-ちかこ

?-1259 鎌倉時代の女官
四条隆親(たかちか)の娘。後深草天皇につかえる。大炊御門(おおいみかど)冬忠の妻となり,ついで源雅忠の妻となって後深草院二条を生んだ。正元(しょうげん)元年5月5日死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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