大角岑生(読み)おおすみみねお

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大角岑生」の意味・わかりやすい解説

大角岑生
おおすみみねお

[生]1876.5.1. 愛知
[没]1941.2.5. 中国
海軍軍人大将海軍兵学校,海軍大学校卒業後ドイツに駐在。 1925年海軍次官に就任。 31年 12月,犬養毅内閣海相となり,五・一五事件により犬養内閣総辞職後も斎藤実内閣および岡田啓介内閣の海相にとどまり,軍政家としての手腕をふるった。 41年2月,南中国方面作戦地の軍情視察中,飛行機事故にあい,殉職伝記山本英輔『男爵大角岑生伝』がある。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大角岑生」の解説

大角岑生 おおすみ-みねお

1876-1941 明治-昭和時代前期の軍人。
明治9年5月1日生まれ。東郷元帥副官,軍令部参謀,フランス駐在武官,第三戦隊司令官などを歴任。大正14年海軍次官。昭和6年海軍大将にすすむ。犬養,斎藤,岡田の各内閣で海相をつとめた。中国視察中,昭和16年2月5日飛行機事故で死亡した。66歳。愛知県出身。海軍大学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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