大音(読み)ダイオン

デジタル大辞泉 「大音」の意味・読み・例文・類語

だい‐おん【大音】

大きな音。また、大きな声。
「―上げて名乗る」〈謡・正尊

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大音」の意味・読み・例文・類語

だい‐おん【大音】

〘名〙 大きな音。特に、大きな声。高い声。おおごえ。大音声(だいおんじょう)
保元(1220頃か)中「鐙ふんばり、つっ立上り、大音あげて」 〔老子‐四一章〕

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世界大百科事典(旧版)内の大音の言及

【木之本[町]】より

…西部の低地には,農業機械の製造工場や各種の中小企業が設立され,人口も増加傾向にあるが,山地では過疎化が著しい。大音(おおと)では座繰製糸が行われるが,その製品は琴,三味線などの弦として使われ,特産品となっている。大音の北には古戦場として知られる賤ヶ岳(しずがたけ)があり,リフトが通じている。…

【賤ヶ岳】より

…塩津湾に面する山梨子(やまなし)は賤ヶ岳の戦の落人集落といわれる。東麓の大音(おおと)から山頂へ登山リフトが通じ,冬の積雪期以外は行楽客でにぎわう。大音と南東麓の西山の両集落は琴糸や三味線糸の産地として知られており,大音にある伊香具(いかぐ)神社はじめ山麓一帯の神社では,今も新年に宮座組織による農事祈願の神事〈おこない〉が盛ん。…

※「大音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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