大鷲(読み)おおわし

精選版 日本国語大辞典 「大鷲」の意味・読み・例文・類語

おお‐わし おほ‥【大鷲】

〘名〙 タカ科の鳥。全長九〇~一〇〇センチメートル、翼開張二・五メートルに近く日本の陸鳥中最大の鳥。全体が灰黒色で、肩、腰、尾などは白い。サハリン、カムチャツカなど北海道以北で繁殖し、冬には北日本にくるが数は少ない。水辺海岸などにすみ、主に魚類を食べる。尾羽矢羽として珍重される。〔二十巻本和名抄(934頃)〕

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デジタル大辞泉 「大鷲」の意味・読み・例文・類語

おお‐わし〔おほ‐〕【大×鷲】

タカ科の鳥。全長約95センチ、翼を開くと2.4メートルくらいある。全体に黒褐色で、肩や尾は白く、くちばしは黄色。冬鳥として北海道などに渡来。尾羽を矢羽に使用するため捕らえられ、減少。天然記念物 冬》
[類語]とび犬鷲尾白鷲禿鷲禿鷹

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動植物名よみかた辞典 普及版 「大鷲」の解説

大鷲 (オオワシ)

学名Haliaeetus pelagicus
動物。ワシタカ科の渡り鳥

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