天の掟(読み)てんのおきて

精選版 日本国語大辞典 「天の掟」の意味・読み・例文・類語

てん【天】 の掟(おきて)

天の定めたおきて。自然のおきて。天然法則
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「天のをきてありて、天の下に琴弾きて族(ぞう)たつべき人になむありける」

あめの【天の】 掟(おきて)

天にいる神の定めたきまり。天上規則
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「娘は天道にまかせ奉る。天のをきてあらば国母婦女ともなれ。おきてなくは山がつ、民子ともなれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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