日本大百科全書(ニッポニカ) 「天満宮(高知市)」の意味・わかりやすい解説 天満宮(高知市)てんまんぐう 高知市天神町に鎮座。俗に旧地名より潮江(しおえ)天満宮、また潮江天神という。菅原道真(すがわらのみちざね)、その子高視(たかみ)、北御方(きたのおかた)を主神として祀(まつ)る。901年(延喜1)道真左遷とともに、その子右少弁高視も土佐権守(とさごんのかみ)に左遷され、当地高見山に居住、903年道真の没後、高視が道真の遺物を神体として奉斎したのが起源で、906年高視没後合祀(ごうし)と伝承。慶長(けいちょう)年間(1596~1615)山内(やまうち)氏入国後、旧社地の東方約200メートルの現在地に遷(うつ)す。旧県社。例祭7月22日。[鎌田純一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例