天然資源(読み)テンネンシゲン(英語表記)natural resources

デジタル大辞泉 「天然資源」の意味・読み・例文・類語

てんねん‐しげん【天然資源】

天然に存在して、人間生活生産活動に利用しうる物資エネルギー総称土地・水・埋蔵鉱物森林・水産生物など。

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精選版 日本国語大辞典 「天然資源」の意味・読み・例文・類語

てんねん‐しげん【天然資源】

〘名〙 天然に存在して、人間の生活や生産活動に利用することのできる物やエネルギーの総称。土地・水・埋蔵鉱物・森林・水産生物、また観光資源としての風景など。〔百万人の科学(1939)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天然資源」の意味・わかりやすい解説

天然資源
てんねんしげん
natural resources

自然資源ともいう。人間に利用される自然のなかの物質および物質生成の源泉となる環境の働きをいう。土地,水,鉱物などの無生物資源と森林,野生鳥獣,魚などの生物資源がある。それらは存在する場所によって地下資源,地上資源,水産資源に,また用途によって食料資源,原料資源などに分類される。天然資源の分布は偏在していることが多く,その獲得をめぐってしばしば国際間に紛争の生じることがある。日本は工業原料となる資源が特に乏しく,ほとんどを海外に依存している。近年,天然資源の有限性が認識され,その有効活用が国際的課題になっている。

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世界大百科事典(旧版)内の天然資源の言及

【資源】より

…しかしその内容認識は人によって非常に違っているようである。近年地球規模で資源が論じられることが多いが,そのようなときには主として人間の利用できる天然資源natural resourcesを指すようである。しかし,一方〈人的資源〉なることばも使われ,この場合は人間がみずからを客観的に見て,なんらかの目的の達成には人間も必要な資源と考えているのであろう(〈人的資本理論〉の項参照)。…

※「天然資源」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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