天皇の料理番(読み)テンノウノリョウリバン

デジタル大辞泉 「天皇の料理番」の意味・読み・例文・類語

てんのうのりょうりばん〔テンワウのレウリバン〕【天皇の料理番】

杉森久英小説。昭和54年(1979)刊行。主人公の秋沢篤蔵は、大正から昭和時代にかけて宮内省大膳寮だいぜんりょう厨司長ちゅうしちょうを務めた秋山徳蔵モデル。テレビドラマ化もされた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「天皇の料理番」の解説

天皇の料理番

①杉森久英の小説。1979年刊。長年にわたり宮内省大膳職司厨長をつとめた実在の料理人、秋山徳蔵をモデルに、ひとりの青年が料理人を目指し、やがて天皇の料理番となるまでを描く。
②①を原作とする日本のテレビドラマ。放映はTBS系列(1980年10月~1981年3月)。全19回。出演:堺正章、檀ふみ、鹿賀丈史ほか。実在の宮内省大膳職司厨長(料理長)をモデルに、一部フィクションを交えその生涯を描く。
③①を原作とする日本のテレビドラマ。放映はTBS系列(2015年4月~7月)。全12回。出演:佐藤健、黒木華、小林薫ほか。実在の宮内省大膳職司厨長(料理長)をモデルに、その修行時代から主厨長になるまでを描く。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android