天花粉(読み)テンカフン

デジタル大辞泉 「天花粉」の意味・読み・例文・類語

てんか‐ふん〔テンクワ‐〕【天花粉/天×瓜粉】

キカラスウリ根から製した白いでんぷん子供あせも・ただれ予防などに用いる。あせしらず。 夏》「―ところきらはず打たれけり/草城

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百科事典マイペディア 「天花粉」の意味・わかりやすい解説

天花粉【てんかふん】

カラスウリの根からとったデンプンを精製した白色粉末。粒子が細かく,あせもなどの予防や症状軽減に用いる。中医薬学領域では,生薬自体(括楼根(かろこん))を天花粉と称することがある。
→関連項目医薬部外品カラスウリ

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