天草久種(読み)あまくさ ひさたね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「天草久種」の解説

天草久種 あまくさ-ひさたね

?-? 織豊時代武将
元亀(げんき)2年(1571)受洗。天正(てんしょう)9年ごろ父鎮尚(しげひさ)(ミゲル)の跡をついで,肥後(熊本県)天草河内浦城主となる。キリシタン大名小西行長にしたがい,19年イエズス会コレジヨを河内浦に誘致文禄(ぶんろく)の役に小西軍に属して出陣した。通称太郎左衛門洗礼名ジョアン

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「天草久種」の解説

天草久種

生年生没年不詳
安土桃山時代のキリシタン武将。父は熱心なキリシタン武将天草ミゲル(鎮尚)。元亀2(1571)年受洗しキリシタン名をジョアンと称す。天正19(1591)年自領にコレジョを誘致する。文禄の役(1592)において小西行長に従い,平壌において明軍と戦い戦功を立てる。ジョアンを天草種元として扱うことがあるが,史料的に確認できない。

(宮崎賢太郎)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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