太上法皇(読み)ダイジョウホウオウ

デジタル大辞泉 「太上法皇」の意味・読み・例文・類語

だいじょう‐ほうおう〔ダイジヤウホフワウ〕【太上法皇】

太上天皇出家入道したのちの尊称法皇。だじょうほうおう。

だじょう‐ほうおう〔ダジヤウホフワウ〕【太上法皇】

だいじょうほうおう(太上法皇)

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精選版 日本国語大辞典 「太上法皇」の意味・読み・例文・類語

だいじょう‐ほうおう ダイジャウホフワウ【太上法皇】

〘名〙 太上天皇が出家入道した後の尊称。法皇。だじょうほうおう。
日本往生極楽記(983‐987頃)増命「太上法皇為師、受廻心戒

だじょう‐ほうおう ダジャウホフワウ【太上法皇】

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「太上法皇」の解説

太上法皇
だいじょうほうおう

「だじょうほうおう」とも。太上天皇が出家したのちの通称,略して法皇。宇多太上天皇が出家に際して太上天皇号を辞退し太上法皇と称したのが初例。正式な地位は太上天皇で,太上法皇はあくまでも通称だが,太上天皇号の辞退後も太上法皇を称している場合もあり,一方でこれを批判する記述もある。なお,後高倉院・後崇光院は院号宣下時にすでに出家していたが,これも法皇と称された。

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世界大百科事典(旧版)内の太上法皇の言及

【法皇】より

…出家した上皇,すなわち太上天皇の称。太上法皇の略。法王と書いた例もある。…

【法皇】より

…出家した上皇,すなわち太上天皇の称。太上法皇の略。法王と書いた例もある。…

※「太上法皇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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