太保・大保(読み)たいほう

精選版 日本国語大辞典 「太保・大保」の意味・読み・例文・類語

たい‐ほう【太保・大保】

〘名〙
① 古代中国の官名三公一つ天子の徳を保ち安んずる官。〔書経‐周官〕
右大臣(うだいじん)唐名。〔撮壌集(1454)〕
③ 藤原仲麻呂執政下の天平宝字二年(七五八)、官名を唐風にした時、右大臣を改称したもの。同八年仲麻呂の死とともに旧に復した。
続日本紀‐天平宝字二年(758)八月甲子「改易官号〈略〉右大臣曰大保

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android