太陽生命保険[相互会社](読み)たいようせいめいほけん

百科事典マイペディア の解説

太陽生命保険[相互会社]【たいようせいめいほけん】

独立系の中堅生保。1893年名古屋生命保険として名古屋に設立。1908年本社を東京に移転するとともに現社名に改称。1948年第二会社の太陽生命保険相互会社を新発足。鉄道弘済会保険部と提携し急成長した。5〜10年など短い満期の貯蓄保険で他社に先行。その他生存保障に重点を置いた商品構成と,徹底したリテール戦略を実践。販売体制では募集と集金を分離させた独自のシステムをもっていた。しかし,1990年代の金融危機なかで株式会社化と持株会社形式志向。1999年1月大同生命保険と共同持株会社設立を視野に入れた全面提携を発表した。2004年3月上場廃止。同年4月T&Dフィナンシャル生命を加えた3社で持株会社T&Dホールディングスを設立した。
→関連項目日本興亜損害保険[株]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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