失策・失錯(読み)しっさく

精選版 日本国語大辞典 「失策・失錯」の意味・読み・例文・類語

しっ‐さく【失策・失錯】

〘名〙
① 怠けたり、忘れたりしてすべきことをしおとすこと。しっしゃく。また、物事をやりそこなうこと。しくじり。〔書言字考節用集(1717)〕
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉六「妙な奴だ、ほめたと思ったら、あとからすぐ人の失策をあばいて居る」 〔陸機‐弁亡論・上〕
② (失策) 野球で、捕球または送球に失敗すること。エラー
※日本野球史(1929)〈国民新聞社運動部〉早大先づ学習院を破る「敵の失策(シッサク)丸山大橋が塁に出たところへ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android