奇怪(読み)キカイ

デジタル大辞泉 「奇怪」の意味・読み・例文・類語

き‐かい〔‐クワイ〕【奇怪】

[名・形動]
常識では考えられないほど怪しく不思議なこと。また、そのさま。きっかい。「奇怪事件が起こる」
常識に外れていて合点のゆかないこと。けしからぬこと。また、そのさま。きっかい。「責任者が出てこないとは奇怪な話だ」
[派生]きかいさ[名]
[類語]不思議奇妙奇異怪奇怪異不可思議面妖奇天烈摩訶不思議けったい奇っ怪奇奇怪怪怪しい伝奇謎めく神秘霊妙不可解ミステリアス異常異様不審不自然奇態風変わり特異異状異例非常別条変ちくりん変てこ変てこりん妙ちきりんおかしいおかしな珍奇新奇珍妙奇抜奇警奇想天外突飛ファンシー突拍子もない言語道断無茶めちゃむちゃくちゃめちゃくちゃめちゃめちゃ滅法法外無理乱暴無体理不尽非理不当不条理不合理非合理狂的

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「奇怪」の意味・読み・例文・類語

きっ‐かい ‥クヮイ【奇怪】

〘形動〙 (「きかい(奇怪)」の変化した語) 怪しくとがめるべきさま。けしからぬさま。理にかなわぬさま。
幸若烏帽子折(室町末‐近世初)「きっくゎひなり罷立としかる」

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普及版 字通 「奇怪」の読み・字形・画数・意味

【奇怪】きかい(くわい)

ふしぎなこと、尋常でないもの。〔史記、周紀〕紂乃ち西伯を里(いうり)に囚ふ。夭(くわうえう)の徒之れを患(うれ)へ、乃ち氏の美女、驪戎の馬、~他の奇怪の物を求め、~之れを紂に獻ず。

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