奇書(読み)きしょ

精選版 日本国語大辞典 「奇書」の意味・読み・例文・類語

き‐しょ【奇書】

〘名〙 珍しい書物。珍書
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)九「天下竒秘世所稀有者とは書の竒書秘書ぞ」
雪中梅(1886)〈末広鉄腸発端「国会開設前後の事が精細に分る奇書を得ました」

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デジタル大辞泉 「奇書」の意味・読み・例文・類語

き‐しょ【奇書】

珍しい書物。珍書。

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普及版 字通 「奇書」の読み・字形・画数・意味

【奇書】きしよ

ふしぎな書。〔漢書、郊祀志上〕齊人少帛書を爲(つく)りて以て牛にせしめ、陽(いつは)りて知らざるまねして言ふ、此の牛の腹中に奇書りと。~天子、其の手(手迹)をる。之れを問ふに、果して爲れる書なり。

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