奇肱(読み)きこう

世界大百科事典(旧版)内の奇肱の言及

【鳥】より

…J.バルトルシャイティスの《幻想の中世》(1955)によれば,キリスト教における飛びまわる悪魔像は,これら中国の仙人や翼を持つ魔物に影響されて13世紀ころに成立したという。また3世紀末に張華らが編纂した《博物志》に〈奇肱(きこう)〉という飛行車を操る民族が語られており,鳥人幻想から一歩進んだプロペラ飛行機構想の萌芽を示唆して興味深い。 さらに鳥は生産,豊穣,安産と関連づけられ,春先に鳴きだし,卵を抱く姿が生命活動と生産の開始を示す象徴となった。…

※「奇肱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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