世界大百科事典(旧版)内の奈良惣中の言及
【奈良[市]】より
… 16世紀,戦国乱世となって他国武将の奈良進駐などに商工人(町人)の多い南都七郷と東大寺郷の郷民らは結盟対処している。いぜん社寺の領主境域はくずれず,郷民自治連合体の〈奈良惣中〉(奈良町の前身)が成立するのは,松永久秀が奈良に進駐し,多聞山城を築いた1560年(永禄3)直後のことである。まもなく奈良惣中(800石)は織田信長や豊臣秀吉の直領となって社寺から離れた。…
※「奈良惣中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」