奕奕(読み)エキエキ

デジタル大辞泉 「奕奕」の意味・読み・例文・類語

えき‐えき【××奕】

[ト・タル][文][形動タリ]
非常に美しいさま。
「その色彩何ぞ―たる」〈鴎外訳・即興詩人
光り輝くさま。
霞光かこう万道―とひらめき出でて屋の内は明るくなりし如くなれば」〈露伴・新浦島

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精選版 日本国語大辞典 「奕奕」の意味・読み・例文・類語

えき‐えき【奕奕】

〘形動タリ〙
① 光り輝くさま。
※本朝文粋(1060頃)八・代牛女惜暁更詩序〈小野美材〉「仰秋河之耿耿、瞻白気之弈弈」 〔北斉書‐瑯琊王儼伝〕
② 美しいさま。
※即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉神曲吾友なる貴公子「その色彩何ぞ奕奕たる」 〔詩経‐魯頌・閟宮〕

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普及版 字通 「奕奕」の読み・字形・画数・意味

【奕奕】えきえき

すぐれて立派なさま。〔北斉書、武成十二王、琅邪王儼伝〕琅王、眼光奕奕として、數にして人を射る。

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