奥鬼怒温泉郷(読み)おくきぬおんせんきょう

精選版 日本国語大辞典 「奥鬼怒温泉郷」の意味・読み・例文・類語

おくきぬ‐おんせんきょう ‥ヲンセンキャウ【奥鬼怒温泉郷】

栃木県北西端の温泉郷鬼怒川の水源付近にあり、八丁の湯、加仁湯(かにゆ)日光沢、手白沢(てしろざわ)、女夫淵(めおとぶち)の五温泉から成る。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「奥鬼怒温泉郷」の意味・わかりやすい解説

奥鬼怒温泉郷
おくきぬおんせんきょう

栃木県日光市(にっこうし)の北西部、鬼怒川最上流部にある温泉群の総称。一般に川俣温泉(かわまたおんせん)より上流の、女夫淵(めおとぶち)、八丁ノ湯(はっちょうのゆ)、加仁湯(かにゆ)、日光沢温泉手白沢温泉(てしろざわおんせん)からなり、各温泉は1軒ずつの宿があるのみである。女夫淵温泉までは東武鉄道鬼怒川温泉駅からバスの便があるが、それ以外はここより徒歩になるため客は少なく、森に囲まれた野天風呂(ぶろ)がいずれにもあるなど、ひなびた温泉情緒が楽しめる。泉質単純温泉硫黄(いおう)泉、塩化物泉など。湯沢噴泉塔は国指定天然記念物。

[櫻井明久]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「奥鬼怒温泉郷」の意味・わかりやすい解説

奥鬼怒温泉郷
おくきぬおんせんきょう

栃木県北西部,鬼怒川の源流一帯に散在する温泉群。加仁湯,八丁ノ湯,日光沢,手白沢,女夫淵 (めおとぶち) の5温泉を含む。奥日光尾瀬沼丸沼を結ぶ登山コースにあたっており登山客や釣客利用が多い。日光国立公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

事典・日本の観光資源 「奥鬼怒温泉郷」の解説

奥鬼怒温泉郷

(栃木県日光市)
関東・観光バスで行く名所100選」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

世界大百科事典(旧版)内の奥鬼怒温泉郷の言及

【川俣[温泉]】より

…弱食塩泉,70~80℃。近くには65年に川俣ダムのダム湖としてつくられた川俣湖,湯沢噴泉塔(天),瀬戸合峡などの観光資源があり,鬼怒川のさらに上流には,バスの便のない奥鬼怒温泉郷(女夫淵(めおとぶち),八丁ノ湯,加仁湯,手白沢,日光沢など)がある。【桜井 明久】。…

※「奥鬼怒温泉郷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android